小茂根福祉園

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KOMONESTギャラリーVol.13 Part9 「ポストカードがリニューアル★」

今回のブログで「KOMONEST  Gallery」も9回目です。残すところあと1日…!

最後は、KOMONEST商品のお知らせです。

 

4月よりポストカードがリニューアル!!!!

4月1日より「イッピン市なんだかんだ」で販売いたします。

 

今回は、リニューアルするポストカードに選ばれた作品・アーティストをご紹介します。

毎週木曜日のアトリエやKOMONEST商品作製に携わっていただいている林さんに作品の魅力をインタビューしました🎵

 

いつもはカラフルな〇を画用紙いっぱいに描くことが好きなMANAさん。

具象的なモノを簡略した線で捉えており、私たちから見るとそれが「ゆる可愛い」のです。

絵を描く際は、まず12色出し、好きなように色を並べ、その色の順番で繰り返し描いています。この作品もピンクで始まり、ブラックで終わり。MANAさんの気分によって変わる配色のパターンが魅力の一つです。

 

 

日中活動でじっくりと取り組んだこの作品はKOさんの魅力が詰まっています。

特徴は、鉛筆でそっと描く優しいタッチ。KOさんは、形を頭にインプットし、記憶から作品として再現することが多いです。

葉や川の着色が単色でなく、たくさんの色を使用していることから「絵が本当に好きなんだなぁ」と感じます。

 

 

 

SYOICHIさんは、題材をよ~く観察し、形を捉えて再現します。

着色のタイプは2種類。見たまま再現するパターンとポップな色のパターン。題材や気分によって使い分けているのでしょうか?

ただ絵が上手なだけでなく、可愛くて味のある所がSYOICHIさんの作品の魅力です。

 

 

REIKOさんには明確に「描きたい!」というビジョンがあります。

そのビジョンを職員が汲み取り、手添えをして作画しています。

以前までは、「上手な絵を描きたい」という思いが強かったREIKOさんですが、現在は抽象画を作製中。絵の自由度が上がり、進化中です。

 

 

KOMONEST商品の「野生Tシャツ」や「鬼バック」にも作品が使用されているEMIKOさん。何といっても色が独創的です。たくさんの色を使っているのに何故かまとまりがあります。筆跡さえもアンニュイな感じがして、とてもお洒落です。

題材を頭にインプット、それを頭の中でイメージして再現しています。

 

 

TAKANOBUさんが小茂根福祉園に入所したばかりの頃の作品。この頃は、クレヨンで描いた形の上を絵具で塗っています。今は、画用紙いっぱいを絵具で塗りつぶすことがお気に入り。

TAKANOBUさんの作品は、色のコーディネートが抜群にいいんです。色を選んで、合わせるところまで想像している気がします。

 

 

KENさんは本能的に描いている感じがします。そのため、作品には衝動が現れています。アトリエの時間では、クレヨンを選ぶことが多いです。だんだんとクレヨンが減っていく過程を楽しんでおり、それが作品となっています。作為を感じさせないアーティスト性は多くのアーティストが憧れます。

 

 

「木!」「みどりー!」など言葉遊びをしたり、お気に入りの石や木を持ったりしながら

作画するHIROSHIさん。みどりの線を何本も重ねているこの作品はまるで森の中にいるよう。

作画中は、増えていく線を視覚で楽しんでいます。出来上がっていく工程に楽しさを感じるHIROSHIさんです。

 

 

以上、今回リニューアルするポストカード8作品のご紹介でした。

KOMONESTアーティストの魅力をお届けできたでしょうか?

 

インタビューに協力してくださった林さん、ありがとうございました!

 

利用者さんによって作品への思いや表現方法、楽しみ方はそれぞれでしたね。

KOMONEST商品では、こういった利用者さんの作製背景を大事にしています。

商品を手に取るお客様の中には「どういう風に商品を作っているんですか?」と商品や小茂根福祉園に興味を持ってくださる方がいらっしゃいます。そんな時に商品の魅力はもちろん、利用者さんの魅力、作製中の裏話をするんです。

こうした積み重ねが少しずつ、利用者さんへの理解、障がい理解に繋がっていると感じます。

 

これからも利用者の皆さんの魅力をお届けできるKOMONESTでありたいです。

 

【商品情報】

ポストカード

サイズ:148mm × 100mm

価格¥180

 

※各柄30枚ずつのご用意となりますので、早めにお求めくださいませ。