小茂根福祉園

小茂根福祉園

内部研修会を行いました。

今年度1回目となる『障がい者虐待防止・権利擁護』に関する研修会を行いました。

テーマは「小さな出来事」

今回は、就労B型・生活介護(パレッタグループ・イーゼルグループ①・イーゼルグループ②)の4グループに分かれて行いました。

事前課題として、各事例「小さな出来事」のワークシートを職員個々に作成し参加してもらっています。

各グループの事例「小さな出来事」を紹介します。

 

就労B型グループ

Aさんは作業に積極的に取り組めません。『工賃が少なくなりますよ』『好きなコーヒーを買えませんよ』などと言って作業を促しています。

 

パレッタグループ

Bさんは中々椅子に座ろうとしません。座らせるために両肩を上から押えて座るようにしています。その後も座ることを嫌がり立ち上がろうとするたび座らせるようにしました。

 

イーゼルグループ

Bさんはトイレでの支援が必要な方です。Bさんの排せつ状況を大勢の前で話しています。「Bさん、もう行った?」「Bさんは終わっています」「Bさんは今日ゆるかった」などの会話が職員だけでなく、利用者さんにも聞こえてしまっています。

 

事例(出来事)に対して、

①あなたはそれをどう思いますか?

②課題となることは何だと思いますか?何がグレーゾーンにあたると思いますか?

③どのように対応しましょう?(どのような対応が望ましいと思いますか?)

そんなことを各グループで意見交換しました。

 

後半に、グループ発表をして終了です。

 

日々の支援の中で疑問や課題はつきものですが、今回の様に身近な課題「あるある」に意見を出し合い、共有できたことは良かったと思います。話し合いで満足せず、今後の支援にしっかりと活かしていきたいです。